オンラインミーティングで顔を出すのはハードルが高い気がする理由(2)

テレワークが始まったとき、自分からは、割と社内の多くの人が素直に全面リモートミーティングに慣れているように見えました。

日常のコミュニケーションの中心である文字チャットではなく、参加者全員が表情を映すためにカメラをオンにすることが。

私は適応しづらかったのに。

この違いは何?

(そもそもの前提として、オンラインミーティングで顔を出す必要性があるのか、意味があるのだろうかと、論点整理する必要があると感じていますが、一旦横においておきます)

圧迫感の正体は、まるでプレゼンテーションのように錯覚するから

リモートミーティングで使うツールのZoomでは、パソコンの画面上に多くの人の顔が格子状に並びます。例えますと、学校の卒業アルバムのような感じですね。

参加者の正面を向いた顔、そしてその視線が、一斉に自分に向かって刺さるからのような感覚。

はたと気づきました。この緊張間は何かに似ているように思ったのです。

「これは、まるで数百人を前にプレゼンテーションするような錯覚……!」

そうなのです。顔を出すスタイルのリモートミーティングで私が圧迫感があった正体とは、プレゼンテーションで壇上に立っているかのように錯覚するからだったのです。

思い起こせば、私はそもそも人前に立ち、プレゼンテーションをするのは苦手でした。数人程度であれば全く問題ないのですが、10人くらいを越えてくると変な緊張間を感じるのです。

私が初めて人前で発表したのは、たしか10年以上前に開催されたオープンソースカンファレンス神戸というイベントのライトニングトークにて。

正直、あまり何も考えずに参加登録していました。当日、登壇ブースに移動し、パソコンを接続し、プレゼンテーション資料をスクリーンに投影するため薄暗くなった開場を見渡すと……人、人、人の山。

この暗い会場で、スクリーンの光で反射した聴講者の眼がロウソクのようにまたたき、まるで獲物を狙うかのように私の一挙一動を追うのです。

うわ、これはたまらんな、変な汗が出る。そう感じていました。

あぁ、これかと。これだ。

オンラインミーティングで顔が出る違和感の正体とは、そうかプレゼンと同じなのかと。プレゼンであれば、これまで対策を練ったことがありますので、オンラインのミーティングでも対処のしようがあるはず。

私は試行錯誤を始めます。

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