デブサミ関西2020にオンライン登壇

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オンラインなので、事前収録

 2020年8月27日(木)開催のデブサミ関西に、オンライン登壇しました。公式サイトには『開発者はもちろん、全世界のあらゆる人の生活が一変しました。』とありますように、まさに変化のまっただ中、私のセッションも皆さまの変化のお役に経てば幸い、という想いを持ちながらの登壇でした。

発表内容はDocker コンテナとイメージの話

 私の発表タイトルは「A-5 コンテナの作り方~hello-worldイメージの理解から始めよう~」 でした。事前収録したものを、オンラインのシステム上で視聴しつつ、チャットでも皆さまとのやりとりが印象的。発表内容は、主に Docker の初学者を対象とし、Docker コンテナとイメージの違いについて、hello-world イメージの理解を目指す内容でした。

 今回、特に気を付けたのは、Docker コンテナは仮想マシンと似たような概念と誤解されることも多い点です。仮想マシン・イメージと Docker イメージとも全く違うのですが、あまりこのあたりを丁寧に触れた記事や書籍はないように感じます。

 そのため、Docker の定義や成り立ちから始まり、イメージ・レイヤの話からコンテナとの違い(特別な状態のプロセス)という順番を経た説明を行いました。これから Docker を使って色々始めたい方や、ちょっと触ったことのある方にとっても、振り返り的な内容としてご参考になればと思っています。

 他の方の発表では、比較的に組織論や開発手法の話が多かったように思いましたが、私のセッションも、私の体験をベースにしました。Docker を私が学び始めて理解に苦しんだところ、それを皆さんにはスムーズに理解して欲しい。そして単に Docker を詳しくなるのではなく、Docker を様々な場面でご活用いただきたい、ただ本当にそれだけが願いです。

 Docker やコンテナは従来の考え方の延長線上とは少し違う考え方です。

 サーバやネットワークなど計算資源ありきの(ボトムアップ型)システムではありません。アプリケーションがメインで、それを動かすためのエンジンとしての位置付けが(トップダウン型) Docker とも言えるでしょう。

 そのため、はじめは戸惑う場面も多いかもしれません。そもそもの前提、考え方、視点、ゴールが違いますので。けれども、もし活用できるのであればコンテナ活用の手法(いわゆる、Cloud Native 的な開発・運用)にも興味の範囲を拡げていただきますと、面白い世界が見えるのではないでしょうか。

ちなみに収録の様子

 今回のデブサミ関西、リアルタイム配信ではなく、事前収録の映像を配信するスタイルでした。通常、開場での登壇であれば、当日は、それはそれはキンチョーするものですが、今回は落ち着いて当日を迎えられました。その代わり、事前収録日はちょっとだけ緊張しましたね。

密を避けるため、イスが丁寧に離され、誰もいない控え室。ちょっと寂しいけれどね

 収録は大阪市内にて。普段の発表は、聴衆の皆さんを目にしながらプレゼンテーションを行いますが、今回は皆さんの代わりに業務用と思わしきカメラやスタッフさん。皆さんの反応が見えないので少し不思議な感覚を持ちつつも、これが今時の発表かなと思い、対応させていただいたのは良い経験です。

 それと、今回は自分の中で発表スタイルに対する気付きがいくつかありました。自分が発表した録画をまじまじと眺めることは最近なかったのですが、改めてみると発生や仕草についてなど、オンラインで自分の想いを伝える上での課題が散見。今後はカイゼンするという課題を得られたのも良い収穫でした。次に活かそう。

あらためて感謝

 世間はコロナウイルスが跋扈する昨今ですが、デブサミ関西は今年で10周年というタイミングでの登壇の機会をいただきありがとうございました。視聴およびチャットでご参加いただいて皆さまもありがとうございました。

 みなさん、またどこかでお目にかかるのを楽しみにしています。

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